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収穫祭の夜
収穫祭の夜

ログローニョには狭い路地に
BAR(バル)がひしめく有名
な旨いもの横丁があるのです。
街はお祭りムード一色。

2011年09月22日 ログローニョ

なんとなく鼓笛隊のパレードに付いて行くと街のあちこちに牛のイラストが描かれたポスターが貼ってある。どうやら収穫祭の期間中だけ毎日闘牛をやっているらしい。「スペインで闘牛を観る」なんてあまりにもベタ過ぎるけどやっぱり観たい(^^)。ちょうど近くにツーリストインフォメーションがあったので訊いてみると、18時から始まるという。あと30分しかない!チケットは闘牛場の窓口で買えるというのであわててそちらへ向かう。

闘牛場

おー、すごい人混み。カミーノを歩いていたとき遠くからドームスタジアムのように見えていたのは闘牛場だったのか。

チケット売り場の行列に並ぶが、全然前に進まない。よく見るとチケットを売っている窓口の人と葉巻をくわえた少しコワオモテのおじさんが何かモメている(ように見えた)。ここからは私の想像ですが、そのコワオモテのおじさんはチケット購入の代行業(つまりダフ屋)のようなことをしていて、行列に並ぶのが面倒だと思う人たちから注文を取り付け、まとめて大量に買おうとしているらしい。希望の席が取れないからゴネているのか、闘牛が始まるギリギリの時間まで粘って注文を増やそうとしているのか、とにかく行列の流れをストップさせて迷惑千万だ。

案の定、開始時間になるとおじさんはどこかへ消え、そこからは行列もスムーズに進んでなんとかチケットが買えた(44ユーロ)。

やっと闘牛場の中へ入り、ビールを買って自分の席へ向かおうとすると、今度は係員らしき人に止められた。席のほうへ行っちゃダメだと言う。チケットを見せてもダメ。スペイン語でなにやら説明されたけどよくわからない(^^;)。とにかくここ(通路)からなら観てもいいと言うのでおとなしく従う。

想像するに、遅れてきた人が席の間をウロチョロすると他の観客の迷惑になるので、闘牛が始まると観客席へ人を入れないようにしているみたいだ。我々は気軽にスポーツ観戦のようなつもりでいたが、どうやらスペイン人にとって闘牛はオペラみたいな芸術鑑賞の趣があるようだ。

オーケストラ
もちろん生オケ。

1回の闘牛が約20分ぐらい。次が始まるまでの休憩時間にやっと席に着くことができました。

観客席

なんども引用しているヘミングウェイの『日はまた昇る』には闘牛について素人にもわかりやすく、且つ実に生々しくリアルに描かれています。例えば、

「闘牛においては、”牛の領域”と”闘牛士の領域”なるものがある。マタドールが自分の領域に留まる限り、その身に危険が及ぶことはあまりない。が、いざ”牛の領域”に踏み込んだとたん、大きな危険にさらされるのである。最盛期のベルモンテは”牛の領域”で演技するのが常だった。そうすることで、観客に、いまにも悲劇が訪れるのではないかという興奮を与えたのだ。」(訳:高見浩 新潮文庫

闘牛

まさにこの記述のとおり、闘牛士は「牛の領域」ギリギリのところへ踏み込み、そして巧みな技術で雄牛の突進を華麗にかわす。この真剣勝負を何度か繰り返すうち、いつしか闘牛士はその場を動かずとも牛のほうが彼の周り「闘牛士の領域」をくるくると回りはじめる。

闘牛

闘牛

闘牛はもっとショーアップされたエンターテイメントかと思ってましたが、古めかしい伝統に則ったストイックな緊張感が伝わってきます。20分前までは元気だった牛が最後には絶命するわけで、それはたしかにショッキングではあるけれど、不思議な尊い感動も覚える。本物だ。観てよかった。

ヨーロッパの夏の日照時間は長い。闘牛場を出る頃(20:00)には辺りもやっと暗くなりはじめた。Bar(バル)巡りの時間だ。

ログローニョには、San Juan(サン・ファン)通りからLaurel(ラウレル)通りにかけて小さなバルが密集したエリアがあると聞き、地図を見ながらその「旨いもの横丁(勝手に命名)」を目指す。

道に迷った訳ではないけれど立ち止まって地図を確認していたら、スペイン人の女性が話しかけてきた。どこに行くの?と言うので「ラウレル通り」と答えると、身振りで「ご飯食べるの?じゃあ付いてきなさい」というような仕草をする。後でわかったけどあまり英語が得意じゃないみたい。地元のひとか?ふっくらしたおばさんで見た目は悪い人じゃなさそう。我々はとまどいながらも彼女の親切に甘えることにした。

お互いカタコトの英語でわかったのは、彼女は普段バルセロナに住んでいるグロリアさん。この日は友人のいるログローニョに遊びにきたそうです。

先を進むグロリアさんの後を追っかけていくと、着きましたサン・ファン通り。

ラウレル通り
うわー、すごい人の数。さすが、旨いもの横丁。

ここでグロリアさんから「あなたたち二人で食事する?よければ私(グロリア)もご一緒していいかしら?」と提案され、私たちはほんの一瞬返事をためらってしまった。

なぜなら経験上、海外で現地の人から「予期せぬ」親切な行為を受けると、残念なことに大抵最後にはお金を要求されたり嫌な思いをすることが多いからだ。つい身構えてしまう。そんなすれっからしのヒネくれた心を見透かされたのか、グロリアさんは重ねて「もちろんあなたたちが気にしなければ。私はどっちでもいいのよ」と我々を気づかってくれる。私たちは我に返って「いやいや、是非ご一緒しましょう」と彼女の提案を受け入れた。彼女は嬉しそうな笑顔で「じゃあ行きましょう!」とまた先を歩き始めた。

cafe bar garcia
cafe bar garcia
バル巡り。1軒目はハモンセラーノ(生ハム)が美味しいというお店。

グロリアさんがオススメを注文してくれた。飲み物は?と訊かれたので「とりあえずセルベッサ(ビール)!」と答える。くぅー、日本人だ。せっかくリオハ・ワインの街に居るのにビールを頼むなんて(^^;)。

ハモンセラーノ

バゲットにハモンセラーノをのせて軽くあぶったピンチョス。んはー、うまい。1人前+ビール2杯で5ユーロ(約550円、安い!)。もちろん支払いは別々。グロリアさん、さっきは変な心配をしてほんとにごめんなさい。ここでグロリアさんの友人ゴンザレスさんも我々に合流。ログローニョに住む建築家だそうな。

La Tortilla MERE
La Tortilla MERE
ハシゴ2軒目は、トルティージャ(スペイン風オムレツ)のお店。

トルティージャ
ふわふわ、うまい〜。2人前+ワイン2杯で4.20ユーロ。

ノリノリのグロリアおばさんから「次はイベリコ豚の店にする?」と訊かれ、我々は「さっき肉食べたからなー(おい、贅沢だろ!笑)」と渋っていると、グロリアさんゴンザレスさんと相談して「いい店があるわ」とまた歩き出す。サン・ファン通りを抜けラウレル通りに入る。

Bar Angel
Bar Angel
3軒目。バル料理の代表格、Champignonシャンピニオン(マッシュルーム)の専門店。

シャンピニオン
こーれうまいわ。マッシュルームとエビのガーリック・ピンチョス。

ここで残念なことにアルベルゲ(巡礼者用の安宿)の門限22時がせまってきた。

Bar Angel店内

グロリアさんはなんと我々を門限に間に合うようアルベルゲまで送ってくれたのでした。いやーお世話になりっぱなしです。

もしグロリアおばさんがいなかったら、たぶんスペイン語のできない我々は、あの混雑したバルで注文すらできなかったことでしょう。厳選された美味しいバルを短時間で効率よくハシゴできたのも彼女がいたから。感謝のしようもありません。

かろうじてメールアドレスを教えてもらえたので、帰国後にお礼のメールを送りました。次回カミーノはこの街ログローニョからスタートする予定なので、連絡すればひょっとしたらまた会えるかもしれません。出会いに感謝。

グロリアおばさん
グロリアおばさん

門限ぎりぎり22時のアルベルゲは珍しくにぎやかでしたが、消灯時間を過ぎるといつもの静けさに。我々以外の宿泊者のほとんどが、明朝からまたカミーノを歩き出す巡礼者たちだからです。

23時。遠くで花火を打ち上げる音が聞こえる。

<つづく>
| カミーノ | 00:23 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
素敵な写真に、出会いに、感動に・・・
いい旅してきたねー!!
これも、あなたのお人柄?笑
| hitomi | 2011/10/06 12:20 PM |
闘牛かぁ。。。。。
生で見たなんて、すごいねーーーー(#^.^#)

でも、怖いなー、闘牛。。
最後死んじゃうんだよね。。。
子どもも見ていいんだよね???
文化ってすごい。

いやいや、
海外での優しい言葉には、まぢで、ドン引きするよね。絶対。絶対なんか裏があるって思っちゃうよね。

グロリアおばさんが超いい人でよかった。
いい思い出がまたプラスされた感じだね。

にしても、
ホワイトマッシュルームとエビのガーリック・ピンチョス
おいしそうだ〜!!!!!!!!!!!!
| きちゃん | 2011/10/06 10:02 PM |
生の闘牛、ド迫力でしょうね〜!
たしかにちょっと神聖な気持ちにもなりますね。
旅のクライマックスにふさわしい思い出になりましたね。

トルティージャって
スペイン風オムレツのことだったんですね?!?
(別のものを想像してました…)
どおりでふわふわ〜
おいしそうです〜♪♪

グロリアさん、素敵な方でよかったです!
ほんとにラッキー☆☆
やはりよっちゃんさんのお人柄でしょうか(^^)
| あず | 2011/10/07 12:03 AM |
お、hitomiまいど〜
そう、お人柄(笑)。いやいやホントは
ラッキーが重なっただけですわ。アウト
ドア好きなhitomiさんにカミーノ歩きは
オススメですよ。

ちょっと地味やけどね(笑)。
ありがとね〜

| (よ) | 2011/10/07 9:18 PM |
きちゃん〜、まいどです。

闘牛場に子供はいたよ。そんなに沢山は見かけ
なかったけど。子供は観ないほうがいいかもね。
大人は「文化だ伝統だ」とかなんとか理解しよう
とするけど、子供は素直に理解に苦しむだろなあ。

そうそう、ほんとに残念なんだけど、海外で
こちらが求める前に相手から積極的に受ける
親切は、あとで後悔することが多いよねえ。
ただの経験則なんだけどさ、つい身構えてしまう。
グロリアさんには一瞬とはいえほんと申し訳
なかったなあ。

この海老マッシュルームが一番うまかっ た^^
家で作るぞ〜

| (よ) | 2011/10/07 9:19 PM |
あずさん、こんにちはー。

私は最初、中米のトルティーヤ(薄焼きのパン)と
混同してました(笑)。スペインのトルティージャは
じゃが芋をオイル煮してからすり潰し溶き卵に混ぜ
てフライパンで焼いたオムレツで、日本の一般的な
オムレツとも違いますね。あのふわふわ具合を再現
するのがムズカシイ。

いつもコメント応援ほんとにありがとうございます〜

| (よ) | 2011/10/07 9:19 PM |
とりあえず、ビールってとこが笑えちゃった^^
日本人は、まずビールですもんね。
海老マッシュルーム、確かにおいしそう^^
素敵な出会いもあってよかったですね。
続きがまた楽しみです^^
| ポインセチア | 2011/10/09 9:19 PM |
ポインセチアさん、こんにちは。

すごい人ごみと初めてのバル巡りでアセって
いたのか、つい「とりあえずビール!」と(笑)。
あとで「日本人だなー」と苦笑いしたのでした。

だらだら長文を読んでいただきありがとうございます〜

| (よ) | 2011/10/10 11:50 PM |
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