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黒部縦走2019夏(2)

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北アルプスを歩く二日目。のんびり

稜線散歩。そして一期一会の山小屋

ライフ。

 

2019年8月12日(月)

 

朝04:30起床、5時に小屋の朝食。

 

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06:15にスタート。今日のコースは、太郎山〜北ノ俣岳を経て黒部五郎岳に登り、カールを下って黒部五郎小舎泊。地図のコースタイムでは6時間程度の、今日も軽めの設定です。

 

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ミツガシワ

 

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朝露に濡れた花々、森林限界を超えた稜線歩きが気持ちいい。

 

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ハクサンイチゲ

 

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08:00、北ノ俣岳山頂到着。

 

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比較的なだらかな稜線歩きが続く。

 

これから向う黒部の山々や槍ヶ岳や立山、遠くには白山などなど、ぐるっと360度の絶景が続く。

 

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黒部五郎岳も見えてきたー。天気がいいと自分がこれから歩く道がしっかり見えて気持ちいいねえ。

 

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トウヤクリンドウ。秋の花もちらほら。

 

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ダイモンジソウ

 

10:35、黒部五郎の肩に到着。ここで大きなザックを下ろして山頂を目指す。

 

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10:50、山頂到着。

 

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山頂から見た黒部五郎岳のカール(氷河の侵食で山頂からの斜面がまるで大きなスプーンでえぐられたような地形)。

 

山頂からの絶景を堪能してカールを下っていきます。

 

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ヨツバシオガマ

 

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ミヤマダイコンソウ

 

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カールの底を流れる小川で手ぬぐいを浸して首に巻く。強い日差しを浴びた身体に一服の涼感、気持ちいい。

 

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五郎岳の名の由来は一説によると「岩がゴロゴロしてるから」だそうな、ホンマか?。ま、たしかに巨大な岩がゴロゴロ。

 

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卵をパカっと割ったような巨石「雷岩」。

 

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カールを過ぎて樹林帯に入り30分ほど歩くと、

 

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黒部五郎小舎が見えてきた!

 

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12:40、到着。

 

予定通りとはいえ早すぎる到着。まだ歩き足りない気分もあるし、次の小屋「三俣山荘」(約3時間の行程)まで行こうか悩む。

 

友人と10分程度悩んだ結果、立地の良い三俣山荘は人気があるのできっと今日あたりは激混みだろうと判断して、予定通りここ黒部五郎小舎に宿泊決定。

 

のちほどこの判断がいろんな意味で正しかったと安堵する。

 

まずはお疲れ缶ビール。小舎では生ビールも提供しているけどまだ時間が早くて自家発電装置が稼動してないらしい。

 

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お腹が空いたので、昼ごはんに。小舎のうどんとカレーライスをそれぞれ注文。山では塩っけのあるメニューが美味しく感じるねえ。うまかった。

 

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我々の部屋は「ルリビタキ」。10人部屋ですが、今夜は「ふとん2枚に3人で寝てもらいます」と言われたので、この部屋に15人を寝かせる想定のようだ。

 

ところで、この「ルリビタキ」に偶然泊まり合わせた人々がなかなか個性的でおもしろかったのだ。

 

ダントツは「まいちゃんのお母さん」。小学校4年生の「まいちゃん」とそのお母さんの二人連れで、8月6日から十数日休みを取って二人でアルプスを縦走しているそうな。

 

お母さんは声が大きくとにかく元気で頭の回転も速く、言葉がぽんぽん出てくる。山のキャリアも相当あるみたいでアルプスにも詳しい。

 

まいちゃんは夏休みの宿題持参で毎日山小屋で勉強しているそうな。明るく弾けたキャラのおかあさんですが、丁寧にまいちゃんの宿題をみている姿はほほえましくもあり尊敬もする。

 

60代男女のお二人はご夫婦ではなく子どものころの同級生だそうです。それぞれ家庭もあるそうで、なんかワケあり笑。いつも一緒に山やスキーに行くそうで、男性のほうはしきりに私に「一緒にウイスキー呑みましょう」と誘ってくれる。

 

男性が「明日は三俣山荘に泊まる」というと、まいちゃんのお母さんから「三俣は激混みだから、絶対ヤメたほうがいい」と説得されてた笑。

 

あとから来た男性二人組みは、実はもうひとり女性がいて三人組。だけどその女性は混みあった山小屋が苦手でひとり外のテント場で寝るらしい。テント一式は男性二人が背負ってきて、二人が設営もしてあげるらしい。他にも女性のわがままぶりに、二人とも少々キレ気味でした^^;。不思議な組み合わせ。

 

最後に入ってきたやや若いカップルは明日は水晶小屋に泊まるという。ここでも、まいちゃんのお母さん曰く「水晶小屋は定員30人のちいさな小屋だからお盆の時季は食堂や廊下で寝ることになるよ、ヤメたほうがいい」とアドバイス(説教?笑)してた。それよりも高天原山荘がいいよ、温泉もあるし、私たちなんか高天原に二泊したよ、と超オススメしてた。

 

私も事前に水晶小屋には電話していて、明日13日は激混み、あさって14日からは盆休み客が減り空いてくるという情報を得ていたので、彼らに教えてあげた。

 

結果的に彼らはまいちゃんのお母さんの提案を受け入れ、大胆にコース変更。60代のウイスキーおじさんから地図のコピーをもらって問題なし。

 

まいちゃんのお母さんを中心に「るりびたき」から笑い声が絶えることはありませんでした。黒部のこんな山奥で、いー時間を過ごすことができました感謝。

 

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17:00、小舎の夕食。

 

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夕涼み

 

消灯までの時間、60代カップルとまいちゃんのお母さんと私たちでウイスキー呑み。通り過ぎる他の登山客から「あら、まいちゃんのお母さん」と声を掛けられることも。すでに有名人(笑)。

 

一期一会、今夜この小舎に泊まってよかった。

 

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就寝後、満月が山の陰に隠れる26時ごろに起き出して星を見に。

 

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夜中2時ごろから歩き出すひとも、意外と多いんですねえ。我々はまた布団に戻って爆睡。

 

つづく

 

| 山ある記 | 15:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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